3月のおしらせ

3月のお知らせ

コロナウィルスの影響で学校や卒業式その他のイベントが中止されています。

残念ですが家でヴァイオリンの練習をしたり時には好きな演奏家の本を読んでみましょう。

今のところ当教室は通常通りです。

皆様には引き続き手洗い、うがい、こまめな給水など体調管理には十分に注意をして頂くと共に体調の優れない方はレッスンを控え内科や耳鼻科を受診して頂くなどの協力をお願い致します。

今月の作曲家ベートーヴェン(第一回)

1770年ドイツのボンにて宮廷歌手であった父と宮廷の料理人であった母の長男として生まれました。父は酒好きで収入が滞りがちのため祖父(宮廷歌手で楽長)の援助により生活していたと伝えられます。また楽長の祖父は幼いベートーヴェンの手をひいて街行く姿を度々目撃されておりベートーヴェンを可愛がっていた様子が想像できます。

しかしベートーヴェンが3歳の時に突然脳卒中で亡くなってしまいます。祖父の後ろ盾を失ったベートーヴェンの父は益々酒に溺れていき酔っ払って夜中にベートーヴェンを叩き起こしては朝まで練習させたというエピソードが残ります。今でいうと虐待に入るのでしょうか・・・。

さてベートーヴェンが8歳の時に小さな演奏会がケルンで開かれました。この演奏会の広告が残っていて、そこには6歳の小さな息子と書いて有ります。これはベートーヴェンより前に神童と呼ばれたモーツァルトを意識した父の年齢操作だという見方が有り、実際この実年齢との相違はベートーヴェンが11歳〜13歳までに出版された時の添え書きなど他3点の証拠が残っています。

さて、この演奏会は残念ながら不評に終わりベートーヴェンの音楽指導は父から父の同僚へと移っていくきっかけともなりました。11歳からは当時の宮廷オルガン奏者であったネーフェに師事しました。そしてバッハの平均律クラヴヴィーア曲集を教材に学びます。またネーフェが不在の時は宮廷オルガンの代奏を努めました。1783年の宮廷書類にはベートーヴェン家の息子勤続2年、無給。若く有能で行い正しく落ち着いた振る舞い、貧困と記されています。(来月に続く…)

稲葉の参加する演奏会

4/5(日)14:00開演 詳細は教室の掲示板

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