8月のお知らせ

毎日暑い日が続いております。皆様、熱中症には十分に気をつけて下さい。

10月に発表会を開催予定です。時間のある時に、どんな曲を演奏したいのか研究するのも良い機会です。質問があれば遠慮なく相談下さい。

今月のちょっと作曲家

アントン・ブルックナー(1824~1892年)

テキスト

自動的に生成された説明アントンは父がオルガンを演奏し、母がミサ曲を歌う教会に毎週の日曜日に通う子供でした。アントンの父は小学校の教師であり教会でオルガンの演奏をすることも仕事の1つだったのです。小学生になったアントンの放課後は父から歌、ヴァイオリン、オルガンなどを学ぶ時間となりました。そして12歳のアントンは父の代わりのオルガン奏者が務まるまでに成長しました。けれど働きすぎたのかアントンが13歳になると父は亡なってしまいました。ブルックナー家は、お金の心配もあり13歳のアントンは聖フローリアン修道院に合唱児童員として入ることになります。声変わりしてからもヴァイオリン奏者として残りました。アントンは父と同じ教師になることを希望して勉強を重ね、17歳で小学校の助教師になります。教師はオルガン奏者の仕事もあるのでオルガンの即興練習やミサ曲やレクイエム(鎮魂歌)合唱曲などの作曲も続け21歳には正教師になります。その後、少しずつ大きな教会のオルガン奏者へと歩みながら気がつくとブルックナーは交響曲を11曲も世に残すまでに成長したのですね。

皆様はブルックナーの交響曲を聴いたことがありますか?

私は初めてブルックナーの交響曲を演奏した時に難しく感じました。長く暗く突然、音程の難しい場所があったりしたと思います。そんな訳で、あまり良い印象がなかったブルックナーの交響曲の中から第7番を日フィルの演奏会で拝聴いたしました。演奏時間は64分です。やはり長いですね。1、2楽章は、長く暗いと思いました。でも3楽章が非常に格好良いことに驚きました。ちょっとパオレーツ・オブ・カリビアンのカリブの海賊みたいです。指揮者の広上氏が手を上げると同時に次々に鳴り響く管楽器の音やコントラバスの低音が力強く迫る感じはオーケストラでないと体感できません。そしてブルックナー好きになりました。東京のオーケストラは夏休みには子供向けの演奏会があります。皆様お出かけして好きな演奏家を見つけてみては、いかがでしょうか?

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